交代と交替の違いとは?

使い分けがとても難しい「交代」と「交替」。
違いを明確に説明できる人は少ないかもしれません。

スポンサーリンク

交代と交替の意味

「交代」と「交替」は、「位置や役目がかわる」という意味では同じです。
ただし、「交代」は「1回限りの入れかわりで、元に戻ることがない場合」に使うのに対して、「交替」は「繰り返し入れかわる場合」に使う、という点で異なります。

「一度限りの入れかわり」という意味では、「世代交代の時期が来た」、「選手を交代させる」、「役員が交代する」というように使います。
「繰り返し入れかわる」という意味では「交替勤務をする」、「掃除当番を交替で行う」、「交替で休暇を取る」というように使います。

「交代」と「交替」にはこのように微妙な違いがありますが、新聞用語としてはどちらの場合も「交代」が使われるので混乱しないようにしましょう。

漢字をみると「交替」の「替」は「替え歌」、「着替える」のように、「新しいものに入れかえる」という意味を持ち、「交代」の「代」は、「代理」、「代用」のように「役割や立場などを移す」という意味を持ちます。