「調理」と「料理」の違いとは?

食べ物を加工することを表す言葉には「調理」や「料理」があります。
違いが分かりにくい言葉ですが、この2つにはどのような違いあるのでしょうか。

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「調理」と「料理」の意味の違い

「調理」と「料理」は使われる場面が違います。
「料理」の方が表す範囲が広く、「調理」は限定的に使われます。

「調理」は、様々な食材を加工することで食べられる形にする過程のことです。
食材を加工する方法には煮る、焼く、切るなど様々な方法がありますが、それらを調理と呼びます。

一方で「料理」は「調理」と同じく食材を加工していく過程のことを表すほか、出来上がった食べ物のことも表します。
「調理」や「料理」の過程を経て食べられる形になったものを「料理」と呼びますが、「調理」と呼ぶことはできません。
そのため、「フランス料理」や「イタリア料理」、「中国料理」などと各国の食べ物について表現するときも、「調理」ではなく「料理」を用いています。