日常的に使われている「以下」と「未満」という言葉。
どちらもその数字の下という意味がありますが、どのように使い分けるのでしょうか。
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「以下」と「未満」の意味の違い
「以下」は「その数字を含むそれより下」、「未満」は「その数字を含まないでそれより下」という意味です。
「以下」は「含む」、「未満」は「含まない」と覚えるとわかりやすいです。
「以」は「あるところを起点としてそれより」という意味を持つ言葉なので「A以下」で「Aを起点としてそれより下」、つまり「Aを含んでそれより下」という意味になります。
一方「未満」は「未だ満たず」という意味の言葉なので「A未満」で「Aを含まずにそれより下」という意味になります。
日常でよく見聞きするのが「20歳未満の飲酒は法律で禁止されています」という文言ですが、「20歳未満」は、「20歳を含まないでそれより下」という意味なので、飲酒禁止なのは19歳までで、20歳になれば飲酒できるということです。
「以下」と「未満」で迷ったときは、飲酒禁止の文言を思い出すと良いかもしれないですね。