節約と倹約の意味の違いとは?

貯蓄するために「節約(せつやく)」や「倹約(けんやく)」を行う人も多いですが、2つの言葉の違いを説明できる人はあまり多くないと思います。
2つの言葉はどのように違うのでしょうか。

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節約と倹約の意味の違い

「節約」も「倹約」も、「無駄を省いて切り詰める」という意味を持っていますが、何に対して切り詰めるかで使う言葉が変わります。

「経費節約」や「時間の節約」や「電気の節約」など、「節約」はお金やお金以外のものに対しても使うことが出来ます。
一方の「倹約」はお金に対してのみ使われる言葉です。

「節約」にも「倹約」にも使われている「約」には「引き締める」という意味があります。
違いは「節」か「倹」の違いということです。
「節」には「区切り」、「倹」には「無駄や贅沢をしない」という意味があります。
つまり、「節約」は無駄を省いて切り詰めること、「倹約」は無駄を省いて出費を少なくすることを意味するということです。

「節約」と言うとプラスな表現になりますが、「倹約」と言うとケチ臭い印象を与えてしまうこともあります。
「節約」は制限をして無駄を省いていくこと、「倹約」はお金の出費を制限することであると覚えると良いでしょう。