一般的にはあまり違いが意識されない「校正(こうせい)」と「校閲(こうえつ)」。
2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
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校正と校閲の意味の違い
「校正」と「校閲」はどちらも文章を正しく修正することを意味する言葉ですが、行う作業の内容が異なります。
「校正」は、印刷物の仮刷りと原稿を比べて、誤字脱字がないかチェックすることです。
「お洒落」を「お酒落」、「完璧」を「完壁」のように誤字を正すのは「校正」で行う作業です。
また、印刷物にルールがあるときはそのルールが守られているかチェックするのも校正の作業です。
一方の「校閲」は、文章の内容が正しいか、的確であるかをチェックすることです。
書き物に記された内容に矛盾点がないか、事実関係が正しいかをチェックし、誤りがあれば正すのが「校閲」の作業です。
例えば、歴史に関する書物であれば、歴史事項や時代背景を調べ、正しく記されているのかを確認します。
この他、文学作品名や人名、数値などを調べるのも「校閲」の作業です。