「修正(しゅうせい)」と「訂正(ていせい)」は似ていますが、オフィスなどでは使い分けがはっきりしている言葉です。
2つはどのように使い分けられるのでしょうか。
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「修正」と「訂正」の意味の違い
「修正」は「言い回しを変えたり、より適切な表現に変更すること」、「訂正」は「間違いを正すこと」という意味の言葉です。
ミスや誤植を改めるのが「訂正」で、例えば、経費精算などでお金の間違いを正す場合には「訂正印」が必要となります。
テレビの報道で人の名前を間違えたり、テロップが間違っていた場合も、アナウンサーが番組中に「訂正」とお詫びをします。
この様に「訂正」は正しくない情報がターゲットであるのに対し、「修正」は必ずしも間違えているとは限りません。
ビジネスシーンでは注意が必要で、顧客や取引先の書類に不備があった場合でも、「訂正をお願い致します」とは言いません。
ビジネスマナーとして、本来は訂正依頼でも、「修正をお願いします」と表現することでより良い関係を築くことができるのです。