同じ漢字をひっくり返しただけの「先祖」と「祖先」。
よく使う言葉ですが、その使い分けはちょっとわかりにくいです。
「先祖」と「祖先」にはどのような違いがあるのでしょうか。
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「先祖」と「祖先」の意味の違い
「先祖」と「祖先」で注目したいのは客観性の違いです。
「先祖」には、「家系の初代」や「その家系で今までに存在した人」という意味があります。
これは個別の家系のことや、祖父や祖母など自分から近い人々のことも意味しますので、日常の中で使う身近な言葉と言えます。
「祖先」には、「家系の初代」という意味以外に「今の発達の元になったもの」という意味があります。
この意味から、「先祖」よりも客観性が高く、人類全体の発達についての文脈など、より学術的で客観性が求められる場面でも使われます。
この違いを見ると、日常の会話で主に使うのは「先祖」と言えますね。
「先祖」と「祖先」の使い方
・お盆には先祖のお墓参りに行くのが我が家の決まりだ。
・人間の祖先にはネアンデルタール人やクロマニョン人がいる。