料理に酸味でアクセントを加えてくれる「すだち」や「かぼす」。
２つの違いを明確に説明できる人はあまり多くないかもしれません。

「すだち」と「かぼす」の違い

「すだち」と「かぼす」は酸味が特徴の果物で、そのまま食べるよりも料理に使うことが多いです。
両方ともミカン科の香酸柑橘類（こうさんかんきつるい）ですが主要な生産地と大きさ、味に違いがあります。

生産地については、両方とも特定の県で集中的に作られています。
「すだち」は徳島県が90％以上、「すだち」は大分県が90％以上の生産量を占めます。

「すだち」と「かぼす」を見分ける際は大きさで判断すると良いでしょう。
「すだち」はゴルフボール大の大きさで、一個あたりの重さは30g～50gです。
「かぼす」はテニスボール大の大きさで、一個あたりの重さは100g～150gと「すだち」に比べると大きいです。

味は「すだち」がキレのある酸味で松茸などに合う一方、「かぼす」はまろやかで料理になじむのでフグ鍋などに適しています。