日本では劇団四季の「ライオンキング」や「オペラ座の怪人」などに注目が集まるミュージカルと、より本格的なイメージの「オペラ」。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

「オペラ」と「ミュージカル」の意味の違い

「オペラ」は歌唱が中心の劇で、クラシック音楽をバックにして演じられます。
歌劇ともいわれるようにあくまでも中心は歌なのがオペラの特徴で、歌い方もベルカント唱法という特殊な歌い方です。
16世紀末頃のイタリアで誕生し、貴族階級のたしなみとして広がりました。
オペラを庶民にも楽しめる大衆的な構成にしたものは「オペレッタ」といいます。

「ミュージカル」は19世紀後半から20世紀にかけてアメリカで発展した芸術です。
ニューヨークのブロードウェーは「ミュージカル」の本場として有名です。
「ミュージカル」はより娯楽色が強く、歌と劇、ダンスが用いられ演目によって様々な演出が施されます。
また、歌い方もポップスシンガーと同じ歌唱法で大衆に受け入れられ人気を博しています。