「定価」と「希望小売価格」と「オープン価格」の違いとは?

最近家電量販店などで目にすることが多くなった「オープン価格」。
従来使われていた「定価」や「希望小売価格」と「オープン価格」の違いはなんでしょうか。

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「定価」と「希望小売価格」と「オープン価格」の意味の違い

「定価」をメーカーが定めている場合、実際に販売する小売業者ではその価格から一切の値上げ、値下げをすることはできません。
これは、独占禁止法との関連で問題があり「希望小売価格」が主に使われるようになりました。
例外的に新聞や雑誌、タバコなどは「定価」での表示が認められています。

「希望小売価格」はメーカー側が小売業者に「この金額で売ってほしい」という希望を出すもので、実際の販売額の決定権は小売り業者にあります。
市場での競争が高まる中で、実際には市場価格での販売なのに「希望小売価格の50%オフ!」などと表示する商法が横行し消費者が騙されるのではという懸念が生じました。

そこで「オープン価格」が登場します。
「オープン価格」では、小売業者が自由に値段を決めるもので、現在では家電量販店以外にも広がりつつあります。
メーカーにとっても「希望小売価格の~%オフ!」などと表示されることによるブランドイメージの低下を防ぐメリットがあります。