小さく生まれた赤ちゃんのことを「未熟児(みじゅくじ)」と呼んでいた時代もありましたが、最近では「低出生体重児(ていしゅっしょうたいじゅうじ、ていしゅっせいたいじゅうじ)」や「早産児(そうざんじ)」という言葉も使われています。
「未熟児」と「低出生体重児」と「早産児」の違いはなんでしょうか。
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「未熟児」と「低出生体重児」と「早産児」の意味の違い
昔は2500g以下で生まれた赤ちゃんを「未熟児」と呼んでいました。
しかし、2500g以上で生まれても体の機能が未熟なこともありますし、小さく生まれても機能には問題がないこともあるため、出生時の体重と在胎週数(ざいたいしゅうすう)が分けて考えられるようになりました。
「低出生体重児」は2500g未満で生まれた赤ちゃんのことで、さらに1500g未満の場合には「極低出生体重児」、1000g未満で生まれた場合には超低出生体重児と呼ばれます。
出生体重以外の分類としては、在胎週数による分類があります。
赤ちゃんは通常37週~42週の在胎期間を経て生まれます。
これを基準にしていて、37週未満で生まれた場合には「早産児」、42週以上で生まれた場合には「過期産児」と呼ばれます。