仕事の文書などを作成していてどちらの漢字を使ったらよいか迷うことの多い「配布」と「配付」。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
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「配布」と「配付」の意味の違い
使い分けが難しく誤用されることも多い「配布」と「配付」ですが、意味の違いは明確です。
配る対象によって「配布」を使うか「配付」を使うかが決まります。
「配布」は「できるだけ広い範囲に行き渡らせる」という意味を含んでいます。
街中でお店のチラシを配る場合や、新しく決まったルールを組織全体に知らせるためのパンフレットを配る場合など、できるだけ多くの人に広く知ってもらうために配る場合は「配布」が適しています。
「配付」は「特定の人に個々に配る」という意味を含んでいます。
会議で資料を配る場合など、相手が特定されていたり確実に配る必要がある場合は「配付」を使います。
なお、例外的に役所などで作成される公用文に限っては原則として「配布」を使うことになっていますので注意が必要です。