「醸造酒」と「蒸留酒」の違いとは?

お酒をよく飲む人なら聞くことがある「醸造酒」と「蒸留酒」という言葉。
この2つの違いはなんでしょうか。

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「醸造酒」と「蒸留酒」の意味の違い

「醸造酒」と「蒸留酒」ではお酒を造る際の方法が異なり、それによりアルコール度数などに違いが生じます。

「醸造酒」の代表的なお酒は日本酒やワインです。
果実などを原料として、酵母を用いて発酵させて造ります。
科学的な手法を用いないため、より自然的で素材の味を感じられる製造法と言えるでしょう。
また、「醸造酒」では酵母が死滅しないことが条件になるため、アルコール度数は高くても20度ほどです。

「蒸留酒」の代表的なものはウイスキーや焼酎です。
「醸造酒」を蒸留器で蒸発させ、沸点の低いエタノールを凝縮させるため「醸造酒」よりもアルコール度数が高くなります。
ウイスキーなどはアルコール度数が40%以上のものが多いですし、「スピリタス」というお酒ではアルコール度数は96%です。
「醸造酒」はお酒自体の味を楽しむことがほとんどですが、「蒸留酒」ではジュースなどで割ってカクテルにすることもあります。