日本人の死因のワースト3を占める「三大疾病(さんだいしっぺい)」。
「狭心症(きょうしんしょう)」と「心筋梗塞(しんきんこうそく)」はいずれも三大疾病の1つ「心疾患(しんしっかん)」に分類されますが、どのように違うのでしょうか。
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「狭心症」と「心筋梗塞」の違い
「狭心症」と「心筋梗塞」は、いずれも環状動脈(心臓に酸素や栄養素を供給している血管)のトラブルが原因で生じる病気です。
「狭心症」は、環状動脈に血流障害が起き、一時的に心臓が酸欠状態になることを言います。
数分から長くても数十分程度で血流が戻り、症状が回復しますが、心筋梗塞につながる場合もあるので注意が必要です。
「心筋梗塞」は、冠状動脈の血流がほとんどなくなり心筋の一部が壊死することを言います。
原因としては、コレステロールの付着などによって冠状動脈が詰まるケースが多く、発症した場合、激しい痛みや強い圧迫感を伴うこともありますが、無痛(無痛性心筋梗塞)の場合もあります。
「心筋梗塞」は最悪の場合、死に至る恐ろしい病です。