日本ではお馴染みの「台風」ですが、ニュースでは「ハリケーン」や「サイクロン」という言葉も耳にすることがあります。
それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。
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「台風」と「ハリケーン」と「サイクロン」の違い
「台風」と「ハリケーン」と「サイクロン」は、いずれも「発達した熱帯低気圧」のことですが、発生した地域によって呼び名が変わります。
「台風」は北太平洋や南シナ海で発生した熱帯低気圧のことで、風速が17.2m/s以上のものをいいます。
「台風」は「タイフーン(typhoon)」ともいい、ギリシャ神話に登場する最強の怪物「テュポン(typhon)」が語源とされています。
「ハリケーン(hurricane)」は東経180度より東の太平洋や大西洋で発生した熱帯低気圧のことで、風速が33m/s以上のものを言います。
「ハリケーン(hurricane)」は、マヤ神話に登場する風や嵐を司る創造神「ウラカン(huracan)」が語源とされています。
「サイクロン(cyclone)」は英語で「低気圧」という意味の言葉で、低気圧全般のことを指しますが、熱帯地方に発生する低気圧(トロピカルサイクロン)の略語としても使われます。
「サイクロン(cyclone)」は、ギリシャ語で「旋回」を意味する「kyklon」が語源とされています。