「感染症」と「伝染病」と「疫病」の違いとは?

ニュースでよく聞かれる「感染症(かんせんしょう)」という言葉。
「伝染病(でんせんびょう)」や「疫病(えきびょう)」とはどのように違うのでしょうか。

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「感染症」と「伝染病」と「疫病」の違い

「感染症」は細菌やウィルスなどの病原体が体内に侵入し、下痢や発熱などの症状を引き起こす病気の総称です。
一方、「伝染病」は感染症のうち、人または動物から人へとうつるものをいいます。

したがって、食中毒や破傷風などの伝染しないものは「伝染病」ではなく、「感染症」となります。
これに対してインフルエンザやコレラや水ぼうそうなどの伝染するものは「伝染病」であり「感染症」である、ということになります。

また、「疫病(えきびょう)」は伝染病のうち、多数の死者を出すなどの社会的に甚大な被害を与えたものをいいます。
歴史の授業でも習いますが、疫病と呼ばれる伝染病には「ペスト」や「スペイン風邪」などがあります。