同じ漢字が使われており、花も似ている「蓮(ハス)」と「睡蓮(スイレン」。
外見は似ていますが、2つの植物には大きな違いがあります。
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「蓮」と「睡蓮」の違い
「蓮」も「睡蓮」も夏に花をつける植物ですが、「睡蓮」は夜になると花を閉じるという性質を持つ点が異なります。
夜になると花を閉じる「蓮」に似た植物なので「睡蓮」といいます。
夜になると花を閉じる様子が、まるで眠っているように見えるところからついた名です。
「蓮」と「睡蓮」の決定的な違いは、「蓮」が食用と観賞用、「睡蓮」が観賞用のみに用いられる点です。
「蓮」はお馴染みの「蓮根(レンコン)」の他、種子も生薬として用いられますが、「睡蓮」は食用にはされません。
ちなみに、仏教で極楽浄土の象徴とされるのは「蓮の花」です。