普段あまり意識することのない「霧(きり)」と「靄(もや)」と「霞(かすみ)」の違い。
漢字もよく似ていて紛らわしいですが、これらには違いがあります。
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「霧」と「靄」と「霞」の違い
「霧(きり)」は「地表近くに発生した雲」のことで、大気中に浮かぶ無数の小さな水滴に光が乱反射するため、視界が悪くなります。
「靄(もや)」も「霧」と同じことですが、見通せる距離が1km未満を「霧」、1km以上を「靄」として区別されています。
「霞(かすみ)」も現象としては同じことを意味しますが、「霧」と「靄」が気象用語であるのに対して「霞」は気象用語ではない、という違いがあります。
俳句では「霞」が「春」、「霧」が「秋」の季語となっています。