人を呼んで集める時に使う「召集」や「招集」という言葉。
漢字も似ていて使い分けが難しいですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

「召集」と「招集」の意味の違い

「召集」と「招集」の違いは、使われる場面にあります。
上下関係がある場合には「召集」を使い、特に上下関係などを意識する必要のない一般的な場面では「招集」が使われます。
上下関係と言っても、実際には会社の上下関係などを反映して使われることはなく、天皇が国会を「召集」するなどの限られた場面でしか使われなくなっているのが現状です。

「召集」は上位の人が下位の人を「召し集める」意味で、戦時中の「召集令状」は天皇が国民を呼び集める意のため、「召集」が使われました。

「招集」は「招き集める」ことを表す言葉ですので、一般的に使われています。
会社などで会議を行う際に使うこともありますし、陸上競技や水泳競技などで「招集場所」としてレース前に集まる場所が指定されることもあります。