そば屋の主力商品で人気が高い「もりそば」と「ざるそば」と「せいろそば」。
店によってメニューにある場合とない場合がありますが、3つの違いは何でしょうか。
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「もりそば」と「ざるそば」と「せいろそば」の意味の違い
「もりそば」と「ざるそば」と「せいろそば」に大きな違いはありません。
呼ばれ方の違いはそばの歴史を紐解くとわかります。
そばといえばつゆにつけるスタイルだったのが、江戸時代につゆをかける「かけそば」が登場して人気を博します。
この時に従来のつゆにつけるそばを「もりそば(盛りそば)」と呼ぶようになりました。
「ざるそば」が登場したのは商売の工夫からです。
深川にあった「伊勢屋」が他のそば店との競争に勝つために、もりそばを竹ざるに盛りました。
これがブレイクして「ざるそば」が人気になります。
海苔をつけて提供するのも「ざるそば」の特徴です。
「せいろそば」は、江戸時代初期にそばをせいろで蒸して提供したのが始まり。
現在では蒸す方法は使われなくなり、せいろを器に使うことだけが特徴として残りました。
「せいろそば」と「もりそば」は器以外の差はありません。