日常会話の中でよく使われることのある「穴」と、時々見かけることのある「孔」という言葉。
使う場面が似ていて違いがわかりにくいですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
スポンサーリンク
「穴」と「孔」の意味の違い
「穴」と「孔」はどちらも、くぼみや空洞などを表す言葉で意味はほぼ同じです。
この二つの言葉は明確な使い分けはされていません。
一般的な使い分けでは、「穴」はくぼみなどのように貫通していないものを表すことが多いです。
一方で「孔」はドリルや釘などを用いて開けた、貫通した空洞を表すことが多いです。
しかし、実際には「孔」は常用漢字表において「あな」ではなく音読みの「こう」と読むことで登録されています。
そのため、貫通していてもいなくても「穴」を使う場合がほとんどであると言えます。
日常会話や一般の文書の中で使う場合には「穴」を使っておけば間違いないですが、専門用語の中では「孔」が使われる場合もあるので注意しましょう。