新しい制度や文章などを世に出す時に使われる「改定」と「改訂」という言葉。
同じ「改」という漢字が使われていて違いがわかりにくいですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
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「改定」と「改訂」の意味の違い
「改定」と「改訂」は、どちらも何かを「改める」意味では共通していますが、その対象は異なります。
漢字から意味を考えてみるとその違いがわかりやすいですよ。
「改定」は「改めて定める」という意味なので、「変更を加えて決定する」という意味があります。
そのため、価格の改定や賃金の改定など、新たなものを設定する時には「改定」が使われます。
一方で「改訂」は、「訂正」などに使う「訂」という漢字が入っていることからもわかるとおり、間違いなどを正すという意味を含んでいます。
そのため「改訂」は、改訂版が出版されるなどと使われ、既に出ている版の誤りを訂正する意味で使われることとなります。
よく使われる言葉なので気をつけて使ってください。