日常会話の中でもよく使われる言葉ながら、種類が多くわかりにくい「とぶ」という言葉。
「飛ぶ」「跳ぶ」「翔ぶ」という3つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

「飛ぶ」と「跳ぶ」と「翔ぶ」の意味の違い

「飛ぶ」「跳ぶ」「翔ぶ」は、空や空中での動作について言及していますが、そのニュアンスが異なります。

「飛ぶ」は広く空中での移動に対して使われます。
「鳥が飛ぶ」「飛行機が飛ぶ」など、主語は問わず、空中での移動に対して使える言葉です。
また、「バイクを飛ばす」のように、高速で移動することを表現する際にも使えます。

「跳ぶ」は地面を蹴り空中に上がることを意味します。
つまりはジャンプのことです。
陸上の幅跳びや三段跳びに「跳ぶ」の字が使われていることからもその意味がわかります。

「翔ぶ」は使う機会が少ないですね。
意味は「飛ぶ」と変わりないですが、鳥がはばたいている様子などを文学的に表す場合などに使われ、普通はあまり使いません。