犯罪に関する報道で聞く「容疑者」「被疑者」「被告人」「犯人」という言葉。
どのように使い分けられているかがわかりにくいこの4つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
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「容疑者」と「被疑者」と「被告人」と「犯人」の意味の違い
警察などの機関では犯罪の疑いをかけられた人のことを「被疑者」と呼びます。
「被疑者」は、ニュースなどの報道においては「容疑者」とされることが多いです。
これについて、「被疑者」と「被害者」の語感が似ていることから、マスコミでは「容疑者」が主に使われることになったと言われています。
取り調べや捜査が進んでいく中で、犯罪の嫌疑が十分とされ検察から起訴されると「被告人」と呼ばれます。
最終的に有罪が確定すると「犯人」という呼び名を使います。
このようにフェーズによって呼び方に違いがあるものの、報道の中で「容疑者」が「犯人」かのように扱われることも多く、無罪になったとしても被告人がその後の人生で不利益を被ってしまう現状もあります。