節分の豆まきでは、鬼に豆をぶつけます。
鬼というと「赤鬼」の印象がありますが、「青鬼」や「黄鬼」もいます。
これらの鬼にはどのような違いがあるのでしょうか。
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「赤鬼」と「青鬼」と「黄鬼」の意味の違い
節分の豆まきに登場する鬼の色にはそれぞれ意味があります。
元々、仏教の概念である「五蓋(ごがい)」からきています。
「五蓋」とは、穏やかに生きることを妨害する5つの煩悩のこと。
鬼の色がこれに対応しています。
「赤鬼」は「貪欲や欲望」を意味していて、人間の悪い心を取り除くために豆をぶつけます。
「青鬼」は「悪意や憎しみ」などを意味していて、弱い自分に豆をぶつけることで福に恵まれると言われます。
「黄鬼」は後悔や甘えを意味していて、豆をぶつけることで自己中心的な考えを反省することができると言われます。
他には、「怠惰や眠気」を意味する緑鬼、「疑いや愚痴」を意味する黒鬼があります。
この5つの鬼がそれぞれ、五蓋に対応しています。