和風の履物として人気が出てきているものに「下駄」「草履」「雪駄」「わらじ」があります。
形が似ていて違いがわかりにくいこの4つにはどのような違いがあるのでしょうか。
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「下駄」と「草履」と「雪駄」と「わらじ」の意味の違い
「下駄」は木を原料にして作る履物です。
土踏まずの後ろあたりに2つ、先端中央に1つの穴をあけ、鼻緒をつけた形状です。
一般的には「下駄」というと2本歯がイメージされますが、1本歯や歯がないものもあります。
「草履」は鼻緒があるのは「下駄」と同じですが、歯がなく底が平らな形状の履物です。
「雪駄」は「草履」とよく似ています。
この2つを見分ける際には表面と裏面に挟まれる「重ね芯」というパーツの数やかかと部分の金具に注目しましょう。
「雪駄」の重ね芯はつま先部分が1枚、かかと部分が3枚以下です。
また、「雪駄」はかかと部分の裏に金具がついている場合が多いです。
「わらじ」は藁で編んであって、長距離の歩行に適しています。