登ると上るの違いとは?

「登る」と「上る」、それぞれの使い分けを普段意識せず行っているかもしれませんが、改めて考えると迷ってしまうと思います。

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登ると上るの意味

「上る」は、「下から上に移動する行動」を表す言葉ですが、位置だけに限らずさまざまな場面で使うことができます。
「はしごを上る」というようなケースの他、地方から都会へ移動する場合などにも、「上る」が使われます。
「東京へ上る」という言い方はあまり一般的ではないかもしれませんが、「上京する」や「上り線へ乗車する」という場合にその名残があります。
そのほかにも昇進することを「上る」と言いますし、「建設費用は○○億円に上る」といった使い方もします。

「登る」という言葉は、特に「山へ登る」など高い場所へ移動する場合に使います。
「上る」と違うのは、登るための目標や場所が高い所に位置するのが明らかな場合に限るという点です。

まとめると、山の場合に限って「登る」を使えばほとんどの場面で正しいといえます。