怖いと恐いの違いとは?

とても良く似た言葉の「怖い」と「恐い」。
2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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怖いと恐いの意味

「怖い」も「恐い」も基本的な意味はどちらも同じで、「危害が及んだり不利益な結果が生じることに対する不安な気持ち」や「身がすくむような気持ち」を表す言葉です。

違いは「怖い」が「主観的な気持ち」を表すのに対して「恐い」は「客観的な気持ち」を表すことと「怖い」が「常用漢字」で「恐い」は「常用漢字ではない」ということです。
常用漢字は「一般の社会生活で用いられる漢字」のこと。
したがって、新聞記事やテレビなどでは「怖い」が使われます。

「怖い」は主観的な気持ちを表すため「電話に出るのが怖い」「怖い夢を見る」「地震に遭って怖かった」というように使います。
「恐い」は客観的な気持ちを表すので「恐い犯罪が増えている」「誰もががんの恐さを知っている」のように使います。

しかし、「恐い」と「怖い」は語源が同じで、意味もほとんど同じなので、日常生活においては特に使い分けを意識しなくてもよいでしょう。