長いと永いの違いとは?

「長い(ながい)」の方が目にする機会が多いですが、「永い(ながい)」もよく使われる言葉です。
2つの言葉の意味の違いを知っておきましょう。

スポンサーリンク

長いと永いの意味

「長い」と「永い」はどちらも「時間的な長さ」を表現する時に使う言葉ですが、「長い」が単に「ながい時間」を意味するのに対して、「永い」は「永続的にながい時間」を意味するという点で異なります。

したがって、「長い」は「友人を長い間待つ」、「彼の話しは長い」、「付き合いが長い」、「永い」は「永い眠りにつく」、「末永くお幸せに」というように使います。
また、「永い言い訳」や「四月の永い夢」などのように、映画や小説のタイトルに象徴的な意味を付すために、「長い」ではなく、あえて「永い」が使われることもあります。

「長い」と「永い」のもう一つの違いは、「長い」が「物理的なながさと時間的なながさ」の両方に使用できるのに対し、「永い」は「時間的なながさ」を表現する時しか使えないという点です。
したがって、「長い髪の女性」や「長い糸」、と書くことはできますが、これを「永い」に変えることはできません。