思うと想うの違いとは?

「思う」の方が馴染みがありますが、場合によっては「想う」の方が気持ちが的確に伝わります。
「思う」と「想う」にはどのような違いがあるのでしょうか。

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思うと想うの意味

「思う」は、自分が頭で考えたり、心で感じることを意味する言葉です。
「私はこう思う」「私は旅行に行きたいと思う」「私は良いとは思わない」など、自分が主体となり、考えたり、感じたりしたことを表現する時に使います。

「想う」は、漢字のつくりをみると分かるように、相手を思う気持ち、つまり、対象があり、その対象を思い描くことによって生じる心からの深い感情を表わします。
ですから、「思い」よりも「想い」の方が、相手に対する感情を強く表現できます。
「愛する人を想う」「好きな人へ想いを伝える」「わが子を愛おしく想う」など、対象への心のこもった感情が伝わる言葉です。

「思う」と「想う」の使い分けの例をあげると、「友達を懐かしいと思う」は自分の感覚を表していますが、「友達を懐かしく想う」は、友達に対する心のこもった感情が表れています。
つまり、「思う」は自分の感覚や考え、「想う」は、対象があり、その対象について心のこもった感情を表す時に使うということです。