褒めると誉めるの違いとは?

会話ではよく使われますが、漢字で書く機会はあまりない「褒める」と「誉める」。
2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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褒めると誉めるの意味

「褒める」と「誉める」は、どちらも「人の行いを良い、すぐれていると評価し伝える」という意味があります。
2つの違いは「褒める」は常用漢字であり、「誉める」は常用漢字ではないということです。
常用漢字の「褒める」は新聞やニュース番組、学校などで一般的に広く使われますが、「誉める」は常用漢字ではないので新聞などでは使われません。

漢字をみると「褒める」には「衣」という漢字が入っており、人の良い行いを物などのご褒美を与えて評価し伝える、という意味があります。
一方、「誉める」には「言」という漢字が入っており、人の良い行いを言葉によって評価し伝えるという意味があります。

「褒める」は、「子供が良い点数をとったので褒める」「上司が部下の実績を褒める」などのように、目下の相手の行いを評価する時に多く使われる言葉です。
「誉める」は、「栄誉」「名誉」という言葉にも用いられているように、スポーツで勝利した時や賞を受賞する時など、たくさんの人から高い評価が得られる場面で使われます。
したがって、「誉める」は目下の人だけでなく、目上の人に対して使っても問題ない言葉です。