意外と混乱することもある「早い」と「速い」の使い分け。
しっかりと意味を理解して、使い分けられるようにしましょう。
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早いと速いの意味
「早」は、人の頭を示す甲(かぶと)の上に日がかかる様子を表し、「朝・夜明け」を意味しています。
「早い」は、「起きるのが早い」など、「1日の時間の中で初めの方(朝・夜明け)」を意味したり、1日の時間に関わらず、「予定よりも早い」「成長が早い」など、「物事の進行がある基準よりも前であること」を意味します。
対して「速」は、部首の「しんにょう」が道を行くことを示し、その上の「束」がたきぎを重ねる(縮める)という意味から、「速い」は「物事の進行にかかる時間を短くする」という意味になります。
「足が速い」「返事が速い」「頭の回転が速い」というように使い、動作・作業に関わる時間の短さを表します。
ただし、速度に関することでも、慣用的に「早い」が使われることもあり、厳密に区別できない場合もあります。
ちなみに「早い」と「速い」の対義語は、どちらも「遅い」です。