「お菓子」と「駄菓子」の違いとは?

最近、駄菓子屋さんは少なくなりましたが、今でもスーパーに行くと「お菓子」売り場には必ず「駄菓子」があります。
この2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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「お菓子」と「駄菓子」の意味の違い

「お菓子」と「駄菓子」の違いは、江戸時代にさかのぼると理解できます。

当時のお菓子は主に上白糖を使って作られていましたが、上白糖で作られた「お菓子」は値段が高いものでした。
そもそも、大名や武士など位の高い人が口にするものとされていたため、庶民が食べることは許されていませんでした。

そのため、庶民が食べるものとして黒糖で作った安価な菓子が流通して「駄菓子」と呼ばれるようになりました。

このように、元々は使っている原料によって区別されていた「お菓子」と「駄菓子」ですが、時代が進むにつれ、庶民的で安く買えるお菓子全般を「駄菓子」と呼ぶようになりました。

また、昔は主に和菓子に対しての呼称として使われていましたが、現在では洋菓子、和菓子問わず安価な菓子を「駄菓子」と呼びます。