冬になると重宝するセーターやマフラーに使われる素材に「ウール」や「カシミヤ」があります。
「カシミヤ」の方が高級な印象がありますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
スポンサーリンク
「ウール」と「カシミヤ」の意味の違い
「ウール」と「カシミヤ」は両方とも動物の毛から作られた動物繊維ですが、毛を刈る動物の種類が違います。
また、素材としての特徴も異なります。
「ウール」は「羊毛」のことですが、羊毛以外にもアルパカやアンゴラの毛が使われる場合もあります。
1頭の羊から「ウール」は4.5kgほどとれるとされ、しわになりにくいことや伸縮性が高いこと、色落ちしにくいことなどが特徴です。
「カシミヤ」はカシミール地方に住む、カシミヤ山羊の毛を使った製品です。
「カシミヤ」が高価な理由はその産出量の少なさにあります。
カシミヤ山羊1頭あたり150g~200gしかとれないため、セーター1枚あたり4頭分の毛が必要になります。
「繊維の宝石」とも呼ばれており、独特の光沢や手触りの良さ、そして抜群の保温性があるため「カシミヤ」を好む人は多いです。