「からし」と「マスタード」の違いとは?

両方とも辛いのが特徴ですが、使われる料理も味も違う「からし」と「マスタード」。
2つのどのように違うのでしょうか。

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「からし」と「マスタード」の意味の違い

「からし」と「マスタード」の違いは、使われる原料と作り方の違いです。

「からし」は、「和辛子(わがらし)」とも呼ばれ、アブラナ科カラシナの「オリエンタルマスタード」という植物の種子が原料になっています。
オリエンタルマスタードは辛みが強い品種です。

作り方としては、種子を粉末状にした後にお湯や水で練って作るため、本来の辛さがそのまま生かされることになります。

「マスタード」は「洋辛子(ようがらし)」とも呼ばれ、シロガラシの「ホワイトマスタード」やカラシナの「イエローマスタード」という植物の種子が原料になっています。
これは、和辛子に使うものに比べて辛みが弱い品種です。

作り方としては、種子を粉末や粒状にしたものに酢などを加えて作ります。
酢を加えることで辛みがさらに抑えられることに加えて、辛さと酸味を同時に感じる味になります。