人魚伝説の由来になった「ジュゴン」と、似た姿の「マナティ」。
姿形はとてもよく似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
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「ジュゴン」と「マナティ」の意味の違い
「ジュゴン」と「マナティ」は同じ「海牛目(かいぎゅうもく)」に属しており、とても似ています。
海牛目の中に「ジュゴン科」と「マナティ科」があります。
「ジュゴン」と「マナティ」は両方とも体長が3メートル以上にもなる巨大な生物であり見分けが難しいですが、実はわかりやすい違いがいくつもあります。
一番わかりやすいのは尾ひれの形です。
「ジュゴン」は三角形の尾ひれを持っているのに対して、「マナティ」は丸みを帯びたうちわのような形の尾ひれです。
次に、食べるえさの種類による口の位置の違いがあります。
「ジュゴン」は海底の海草を主食としているため口が下向きについていますが、「マナティ」は海面の水草を食べるためそれほど口が下を向いていません。
それ以外にも「ジュゴン」には爪がないが「マナティ」にはあるなど、わかりやすい違いがいくつもあります。