「タール」と「ニコチン」の違いとは?

たばこを吸うことによる健康被害を語る時に言及される「タール」と「ニコチン」。
まとめられることが多いこの2つの物質にはどのような違いがあるのでしょうか。

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「タール」と「ニコチン」の意味の違い

たばこの害については、パッケージにも記されているように「がん」との関連が語られることが多いです。
「タール」と「ニコチン」の両方に発がん性があると考えている方も多いですが、実は発がん性があるのは「タール」だけです。

「タール」には数百種類の発がん性物質が含まれていると言われ、たばこが「がん」の原因とされるのは「タール」が入っているためです。
また、たばこが「ヤニ」と呼ばれる歯を黄色くする作用があるのも「タール」に含まれる成分によるものです。

「ニコチン」には発がん性物質は含まれません。
「ニコチン」は神経に作用する物質で非常に強い依存性を持ちます。
タバコがやめられない原因は「ニコチン」にあるのです。
また、「ニコチン」にも血管収縮、動脈硬化などの健康への悪影響があります。