「宿命」と「運命」の違いとは?

「宿命のライバル」や「運命の出会い」などという言い回しがあるように、「宿命」と「運命」という言葉には人生において避けがたいものというイメージがあります。
2つはどのように違うのでしょうか。

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「宿命」と「運命」の意味の違い

「宿命」は、生まれる前から決まっていることを指します。
生まれてからどのような生き方をしたとしても、すでに決まっていて避けようがないことが「宿命」です。
「宿命のライバル」という表現では、あまりに強い因縁があるため生まれる前からその関係が決まっているかのようであるという意味で「宿命」を使っています。

「運命」は、様々なことが重なり合って起きることを指します。
様々な行動や選択が重なり合って生じるため「運命」は自分で決めていくことができると考えられます。

ドラマや小説で「運命は変えられる」とは言っても「宿命は変えられる」と言わないのは、このためです。