「椿」と「さざんか」の違いとは?

とてもよく似た植物の「椿」と「さざんか」。
意外にも、多くの違いがある植物です。

スポンサーリンク

「椿」と「さざんか」の違い

「椿」も「さざんか」もツバキ科の常緑樹(冬でも葉を落とさない樹のこと)です。

「椿」は「木へん」に「春」と書くように、基本的に春に花をつける植物です。
「椿」は品種がとても豊富で、国内に2200種類以上の園芸品種があるといわれており、早咲きのものでは冬に花をつけるものもあります。

「さざんか」は漢字では「山茶花」と書き、「さんさか」という読みが変化したものだと言われています。
「さざんか」は晩秋から冬にかけて花をつける植物です。

見分け方としては、「椿」は花が根本から落花して終わるのに対して、「さざんか」は花びらが一枚づつ散れる、という違いが分かりやすいです。

「椿」は落花の仕方が首の落ちる様子を連想させるとして、昔は縁起の悪いものとされていたようです。