「発見」と「発明」の違いとは?

新しく貴重なものの誕生を予感させる、「発見」と「発明」という言葉。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

スポンサーリンク

「発見」と「発明」の意味の違い

「発見」は、「既に世の中にあるもの」を見つけ出すことです。
ここでの既に世の中にあるものとは、物理的に存在しているものも、概念的なものも含まれます。
具体的に、「アメリカ大陸をコロンブスが発見した」「ピタゴラスの定理を発見した」のような使い方があります。
存在はしていたけれども、それまでに誰も見つけていなかったものを見つけ出した時に使う言葉です。

一方、「発明」は、個人がこの世に存在しないものを作り出すことです。
現代では発見よりも発明の方が多く、毎日のように新たな発明による特許が生まれています。
発明は「作り出す」ものですが、実際には発見された概念や法則の組み合わせ、工夫がほとんど。
人間の歴史の中で発見されたものを、個人が新たに捉えて、組み合わせていくことが発明につながります。