日常的によく使う言葉ですが、その違いがわかりにくい「順序」と「順番」。
混同しがちなこの2つの言葉の違いは何でしょうか。
スポンサーリンク
「順序」と「順番」の意味の違い
「順序」も「順番」も抽象的な言葉なので、日常的に使われる際には意味の違いを意識して使われることが少ないです。
しかし、2つには大きな違いがあります。
「順序」は、列に並ぶときや当番やシフト表を作る時のルールのことです。
つまり、「順序」に従って列の並びやシフト表などを作成する、全体の基盤になるもののこと。
「順序を乱さないように」と言う時には、あらかじめ決まっているルールに従って動くように、といった意味があります。
一方、「順番」は「順序」に従った時の位置や場所のことです。
順序に従って並んでいる場合に、前から4番目、後ろから3番目といった位置のことを「順番」といいます。
「順序」という大きな括りがあって、その中に「順番」があるのですね。
使うときにはこの違いを意識すると、誤用がなくなりますよ。