フクロウカフェがブームとなり、家庭用に飼う人も多くなった「フクロウ」。
似た容姿のミミズクもいます。
見た目が似ていて違いが分かりにくい「フクロウ」と「ミミズク」にはどのような違いがあるのでしょうか。

「フクロウ」と「ミミズク」の意味の違い

「フクロウ」と「ミミズク」は両方とも、鳥網フクロウ目フクロウ科フクロウ属に属しています。
生物学的には同じ種族なので、大きな違いはありません。
見た目によって呼び分けられることがあります。

大きく分けると「羽角（うかく）」がなく、丸い頭をしているのが「フクロウ」。
「羽角（うかく）」があるのが「ミミズク」です。
「羽角」とは、ミミズクの頭の左右に生えている角のようなもので、羽毛の束です。

昔、フクロウは「ツク」と呼ばれていました。
羽角が耳のようにも見えたことから、フクロウの中で羽角があるものが、耳のあるツク、「ミミズク」と呼ばれるようになりました。

おおまかには羽角の有無で判別できますが、ミミズクと呼ばれる種類の中でも羽角がないものもいるため、厳密な区別ではありません。