両方とも9月にあり違いが分かりにくい「敬老の日」と「老人の日」。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
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「敬老の日」と「老人の日」の意味の違い
「敬老の日」と「老人の日」では、日付と趣旨が違います。
「敬老の日」は9月の第3月曜日で祝日です。
趣旨は社会に貢献してきた老人に敬意を表して長寿を祝うことです。
一方、「老人の日」は9月15日です。
趣旨は、老人福祉への関心と理解を深めることに加えて、老人に対して生活向上に努めることを促す日です。
敬意を表することを主目的とした「敬老の日」と生活向上に努めることを促す「老人の日」では趣旨が異なりますね。
もともとは、兵庫県で「としよりの日」が制定されてこれが全国規模に広がっていきました。そして、「老人の日」と呼ばれるようになり、最終的には「敬老の日」に名前を変えたのです。
つまり、「敬老の日」と「老人の日」はもともと同じものでした。
しかし、「敬老の日」が祝日法の改正で9月の第3月曜日になったタイミングで、老人福祉法が改正されて9月15日を「老人の日」と定める現在の状況になったのです。