「試合」と「仕合」の違いとは?

スポーツなどの大会では「試合」をしますが、「泥仕合」という表現を聞いたことがある人もいると思います。
読みが同じで混同しがちなこの2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「試合」と「仕合」の意味の違い

「試合」と「仕合」は両方とも当て字です。
お互いにするという意味での「しあう」に字をあてたものですが、それぞれ意味や使う場面が異なります。

「試合」はよく使う言葉ですね。
サッカーやバスケットボール、陸上などあらゆる競技では選手同士が競い合う場を「試合」と言います。
これは、お互いに競い合う、練習してきた成果を試し合うというニュアンスがあるため「試合」の字があてられています。

「仕合」は「泥仕合」という使い方が有名ですね。
基本的にはスポーツの文脈で使われるものではありません。
お互いが相手の揚げ足を取ったり卑怯なことをしたり、手段を選ばずに争う意味です。
これにかけて、サッカーなどの雨の中での試合を文字通り「泥試合」などと呼ぶこともあります。