「伺う」と「窺う」の違いとは?

日常会話でよく使う「うかがう」という言葉。
「伺う」と「窺う」という漢字を使いますが、この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「伺う」と「窺う」の意味の違い

「伺う」と「窺う」には、意味や使われる場面に明確な違いがあります。

「伺う」は、「訪問する」「問う」「聞く」などの謙譲語です。
こちらの「伺う」を使う機会は多く、「御社に伺います」「意見を伺う」などの形でよく使われますね。

一方で「窺う」は謙譲語ではありません。
「窺う」には、ひそかに様子を見る、そっと状態を調べるなどの意味があります。
「窺う」には、相手に直接何かを聞くのではなく、ひそかに動くニュアンスが含まれています。

「伺う」と「窺う」を比較した場合には、まず謙譲語か否かという点が違います。
そして、直接的に相手に関わるのが「伺う」で、相手に気づかれないように動くのが「窺う」という点にも違いがあります。

使い分けが難しいので上記の違いを理解しておきましょう。