相手に対して伝達する方法を表した「苦情」「クレーム」「抗議」という言葉。
この3つにはどのような違いがあるのでしょうか。

「苦情」と「クレーム」と「抗議」の意味の違い

「苦情」には、自分の苦しい状態や事情を説明して不満などを伝達するという意味があります。
「苦情」では、感情的な部分に重きが置かれていて、相手に自分が感じている不満を理解させるという意図があります。

「クレーム」は本来的には商取引において、約束を破った相手に損害賠償請求を行うことを意味していました。
しかし、現在では「クレーマー」という表現からもわかる通り、「苦情」とほぼ同じ意味で使われている状況があります。
「苦情」や「クレーム」では、全く的外れな内容を伝える人もいて、店の経営者などは困ることもありますね。

「抗議」は、「苦情」や「クレーム」よりも客観性があります。
不当な発言や決定、行動などに対して、相手の不当性を主張して反対意見を伝えることです。