「表す」と「現す」と「顕す」の違いとは?

日常的によく使う言葉の「あらわす」。
「表す」「現す」「顕す」など多くの同音異義語があります。
この3つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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「表す」と「現す」と「顕す」の意味の違い

「表す」には、「心や内面にあるものを言動で示す」という意味があります。
「態度に表す」「喜びを表す」などの形で使われます。

「現す」には、「見えていなかったものや隠れていたものを外に出して見えるようにする」という意味があります。
「姿を現す」「本性を現す」などと使われます。
他には、「本来持っている力を出すという」意味もあります。

「顕す」には、「広く世間に対して知らせる」といった意味があります。
主に良い行いについて使われることの多い言葉です。
「顕在化」「顕著」などの言葉も、広く知られている、また知られることになったものに対して使われます。

それぞれ、使われる場面に違いがあるので、正しく意味を知って使い分けることが肝心です。