最近では若い人からも注目が集まり多くの人が観光に訪れる「遺跡」と「史跡」。
似ているこの2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
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「遺跡」と「史跡」の意味の違い
「遺跡」の方が広い意味で使われる言葉です。
「史跡」は「遺跡」に含まれます。
「遺跡」とは、人類の暮らしなどが残された場所や歴史的な事件などがあった場所のこと。
例えば、古い年代の貝塚や古墳などが含まれますし、海外で言えばマチュピチュ遺跡などが有名ですね。
ちなみに、遺跡のうち住居のように動かすことができないものを遺構と呼び、動かせるものについては遺物と呼びます。
「史跡」は、遺跡の中でも歴史的、学術的な価値が特に高いもののことを意味します。
遺跡は数多くありますが、その中でも昔の人の暮らしを鮮明に伝えてくれるものなど価値が高いものについては「史跡」とされるのです。
さらに、「史跡」の中でも日本文化の象徴として特に評価されるべきものは「特別史跡」と呼ばれます。