「シロサイ」と「クロサイ」の違いとは?

絶滅の危機に瀕しているサイには複数の種類があり、その中に「シロサイ」と「クロサイ」がいます。
この2つのサイにはどのような違いがあるのでしょうか。

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「シロサイ」と「クロサイ」の意味の違い

「シロサイ」と「クロサイ」と聞く限り、色によって見分けられそうな印象です。
しかし、実際の色は両方とも灰色か灰褐色のため、色の違いはありません。

そもそも、「シロサイ」と「クロサイ」という名前は色から付けられたわけではありません。
「シロサイ」は口の幅が広いことが特徴です。
そのため、英語の「wide」に近い意味があり発音も似ている現地語で呼ばれていたものを、英語に訳す際に誤って「white」と訳したため「シロサイ」と呼ばれるようになりました。

そして、「クロサイ」には「シロサイ」と区別するために、反対の色である「black」が使われたのです。

「シロサイ」と「クロサイ」を見分けるためには、大きさが最もわかりやすいです。
「シロサイ」の方が大きく、体長は4m前後になることもあります。
一方で「クロサイ」は2.8m~2.9mの体長です。