「最近」と「近頃」と「この頃」と「昨今」の違いとは?

現在を起点にしてそれほど遠くない過去を表す言葉には「最近」「近頃」「この頃」「昨今」があります。
使い分けの難しいこの4つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

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「最近」と「近頃」と「この頃」と「昨今」の意味の違い

会話の中で一般的に使われるのは「最近」と「近頃」と「この頃」です。
「昨今」は基本的に文章の中で書き言葉として使われ、話し言葉として使うのは公の場面などに限られるでしょう。

「最近」と「近頃」と「この頃」の使い分けは、どの程度の時間の長さを表すかを基準にします。
「この頃」は時間の長さが短く、少し前から現在までのことを表現するのに使う言葉です。
「この頃」よりも長い時間を表現したい時には「近頃」を使います。
最も長い時間に対して使えるのは「最近」です。
数年単位の時間に対して使っても違和感はありません。
ただし、「最近」を使う場合にはその時間感覚は人それぞれで、近くない過去に対して使うケースも散見されます。